こんにちは，石岡市の冨田産婦人科医院です！
本日は子宮頸がんワクチン（HPVワクチン）のキャッチアップ接種についての記事をお届けいたします．

★HPVワクチンのキャッチアップ接種の１回目は，2024年9月末までにお願いします．
期限まであと約5ヶ月ですので，ご検討中の方はお早めにご相談ください．


子宮頸がんのほとんどが，ヒトパピローマウイルス（HPV）の持続感染によって発生します．そして，ウイルスへの感染を予防する方法がHPVワクチンの接種です．


～キャッチアップ接種について～
HPVワクチンは小学校6年～高校1年相当の女子への接種が勧奨されています．
しかしながら，「1997年4月2日～2007年4月1日 」の間に生まれた方の中にはHPVワクチン接種の機会を逃した方がいます．


そのような方々のため「キャッチアップ接種」といって，公費（無料）でHPVワクチンを接種できる体制があります．
小学校6年～高校1年相当という接種対象時期が過ぎていても，2025年3月末までであれば公費でHPVワクチンを受けていただけます．

ただしHPVワクチンは3回の接種が必要で，全ての接種を完了するには最短で6か月を要します．
そのため，HPVワクチン1回目接種からスタートの方は，2024年9月末までに1回目を接種する必要があります．


ご自身がキャッチアップ接種の対象であるかどうか分からない場合は，冨田産婦人科医院へお問い合わせください．


公費での接種を逃し自費でHPVワクチン接種を受ける場合，8万円～10万円の費用が必要となりますので，対象期間内に公費で接種されることをお勧めいたします．冨田産婦人科医院では，HPVワクチン自費接種を1回28000円（3回で8万4000円）で承っております．


※規定のHPVワクチン接種回数を完了している方はキャッチアップ接種の対象外ですが，接種未完了の方は受けていただけます．接種したHPVワクチンの種類や回数，時期の確認が必要ですので母子手帳や接種の記録をご持参ください．


冨田産婦人科医院でもHPVワクチンを接種していただけます．接種希望の方は，その旨を電話でお伝えください．まずは医師からワクチンについての説明を聞いてみたい，という方もぜひ当院へお越しください．キャッチアップ接種についての詳しい情報は，下記ページをご覧ください．

厚生労働省「ヒトパピローマウイルス（HPV）ワクチンの接種を逃した方へ～キャッチアップ接種のご案内～」


【関連記事】
HPVワクチンの詳細な情報についてご自身で調べてみたいという方は，下記のホームページをおすすめいたします．
・厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症～子宮頸がん（子宮けいがん）とHPVワクチン～」
・日本産科婦人科学会「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」